ここでは受験科目の選び方と目標点の決め方について書きます。
受験科目の選び方
社会や理科の受験科目は、基本的には学校で選択した科目を受験すると良いでしょう。
ただし、授業をまともに聞いていなかった人や、ブランクのある人はゼロから考える必要があります。
そして、その時におすすめする科目は次の通りです。
理科:1.地学 2.物理
地学は全体の範囲が狭い上に、3分の1くらいは常識問題なので超おすすめです。9割以上の高得点は難しいですが、理科の中では圧倒的最短で8割がとれます。
理科を2教科受験するなら、次のおすすめは物理です。勉強時間はそこそこかかりますが、満点も可能です。ただし、数学が苦手な人は生物のほうがいいでしょう(理科を2教科受験するのに数学が苦手ってのは変ですが……)。
化学は時間がかかるのであんまりおすすめできません。
社会:1. 現代社会 2.地理
現代社会は範囲は広いものの、半分くらいは常識問題なのでおすすめです。得点は8割ぎりぎりくらいになりますが、社会の中では圧倒的最短で仕上がります。
ただし、常識が無い人にとっては逆にきつい科目なので、その場合は倫理をおすすめします。私は得点の安定を狙って政治・経済にしましたが、今思えば現代社会で良かったと思います。
社会を2教科受験するなら、次のおすすめは地理です。こちらも得点は8割ぎりぎりくらいになりますが、世界史・日本史と比べると半分くらいの時間で仕上がります。
世界史・日本史はとにかく時間がかかるのでおすすめできません。
目標点の決め方
目標点の決め方は次の2ステップで行います。
全体の目標点を確認する
1ステップ目は、全体の目標点を確認します。志望校の合格ラインを資料などで確認します。
しかし、合格基準点が8割だとしても、全ての教科で8割をとるという方法では無駄があります。なぜなら、8割以上が簡単にとれる教科もあれば、8割がぎりぎりな科目もあるからです。
教科ごとの目標点を決める
2ステップ目は、教科ごとの目標点を決めます。過去問で確認した点数をもとに目標点を決めていきますが、大まかには次のように考えるのがおすすめです。
- 国語:8割
- 数学:文系なら8割・理系なら9割
- 英語:文系なら9割・理系なら8割
- 理科:8割
- 社会:8割
国語は非常に点数が伸ばしづらいので、8割以上を望むのはリスクがあります。理科・社会は8割以上も可能ですが、時間がかかるので効率が悪いです。
数学・英語は得意であれば9割以上も十分可能です。なので、文系の人は英語で、理系の人は数学で点数を稼いでおくと安全です。
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