ここでは英語の勉強法とおすすめ参考書・問題集・過去問について書きます。
センター試験英語の基本戦略
まず最初にセンター試験英語の基本戦略を書きます。
すべてをバランスよく!
センター試験に限らず、受験英語のポイントは文法・読解・単語・リスニングをバランスよく鍛えていくことです。「裏技」は期待しない方がよいでしょう。
ここでは、高校の授業が分かるような分からないようなレベル人が、最短コースでセンター試験をどうにかするための勉強法を書いていきます。
ただし、英語は人によってレベルが大きく違い、またつまずいているところも人によりけりなので、万人向けの勉強法を書くのは難しいという言いわけを最初にしておきます。
文法
センター試験英語の文法の勉強法を書きます。
大岩のいちばんはじめの英文法
高校の英語の授業がイマイチ分かっていないという人は、この参考書から始めるとよいと思います。英語の学習は「ある程度分かる」のラインを超えるまでが大変ですが、そのためのステップを分かりやすく解説してくれます。文法にはそこそこ自信がある人は飛ばして大丈夫です。
【使い方】
これは参考書なので、ざーっと2回ほど読めば大丈夫です。
総合英語Forest 6th edition
大変分かりやすい文法書です。高校で買わされているケースが多いと思いますが、持っていない人は調べ物用に持っておくと便利でしょう。通読も可能ですが、退屈な上に効率もよくないので、あくまでも調べ物用として使うのがおすすめです。
【使い方】
文法について分からない・曖昧なところが出てきたときに調べます。
読解
センター試験英語の読解の勉強法を書きます。
英文読解入門 基本はここだ!
英文法の知識を実際の読解に活かすためにおすすめの参考書です。とても薄い本ですが、理解すれば大きな力になります。私は高校1年の時にこの本をやって、読解力が半端無く伸びたことを覚えています。
【使い方】
これも参考書なので、ざーっと2回ほど読めば大丈夫です。ただし、できれば何回も読んだ方が身になります。
速読英単語 必修編
『基本はここだ!』で理解した読解法を身につけるためにおすすめです。リスニングのCDも一緒に買えば、リスニングの基礎練習にもなります。
なお、英単語を覚えるためには『システム英単語』を使った方が速く確実に覚えられます。
【使い方】
とりあえずざーっと2回ほど読みます。3・4回目あたりはリスニングのCDにあわせて読みます。5回目以降はリスニングのCDだけを聞いて、内容を理解します。
単語
センター試験英語の単語の勉強法を書きます。
システム英単語
「センター試験によくでる英単語を効率よく覚える」という目的ではベストな単語集だと思います。
【使い方】
1回目は既に知っている単語をチェックします(無駄に繰り返さないため)。2回目以降は、覚えていない単語を暗記していきます(覚えたらチェック)。これを繰り返し繰り返しやり、完璧に覚えきりましょう。
システム英熟語
英熟語を覚えるというよりも、前置詞の使い方を整理するのに役立ちます。センター試験レベルなら、英熟語はそれほど必死に覚えなくてもどうにかなると私は思っています。
【使い方】
さらっと2回ほど読んでふむふむと思って終わり。
問題集
センター試験英語におすすめの問題集を書きます。
センター試験 英語[文法・語句整序]の点数が面白いほどとれる本
センター試験の文法対策本ですが、根本的な文法力をつけるという点でも役立ちます。
【使い方】
『システム英単語』と同様、1回目は既にできる問題をチェックします(無駄に繰り返さないため)。2回目以降は、できない問題を暗記していきます(覚えたらチェック)。これを繰り返し繰り返しやり、完璧に覚えきりましょう。
センター試験 英語[発音・アクセント・文強勢・リスニング]の点数が面白いほどとれる本
「発音・アクセント・文強勢・リスニング」版。こちらも繰り返しやりましょう。ただし、リスニングの作りはイマイチなので、ここはやらなくても構いません。
なお、このシリーズには[読解]版もありますが、『速読英単語』がすらすら読めるようになっているならセンター試験の長文もかなり読めるようになっているので、必ずしもやる必要はありません。
【使い方】
上に同じ。
過去問
センター試験英語におすすめの過去問を書きます。
赤本
英語の過去問は、どちらかと言えば解説が簡潔な赤本の方が進めやすくてよいと思います。
【使い方】
センター英語は時間との勝負的なところがあるので、過去問をやる時はきっちりと時間を計ってやりましょう。得意さにもよりますが、だいたい10年分もやれば大丈夫だと思います。間違えた問題(特に知識)は繰り返しやり、確実にできるようになりましょう。
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