ここでは国語の勉強法とおすすめ参考書・問題集・過去問について書きます。
センター試験国語の基本戦略
まず最初にセンター試験国語の基本戦略を書きます。
勉強の時間配分がカギ!
センター試験国語のポイントは、現代文・古文・漢文の勉強時間を上手に配分することです。具体的には、現代文2:古文4:漢文1を目安にやるとよいでしょう。
配点自体は現代文が一番高いため、現代文の勉強に時間をかけがちですが、現代文は勉強時間のわりに点数は上がりません。また、古文と漢文を同等にやりがちですが、古文と漢文では必要な勉強量が全く違います。
50点の古文のためにかなりの時間をかけるのはイラッとしますが、8割をとるためにはやるしかないでしょう。ただし、本当に時間が無い場合はいっそ古文捨て(勘だけで解く)もありだと思います。
現代文
センター試験国語の現代文の勉強法を書きます。
きめる!センター国語
現代文対策の定番です。ここに書かれている読解法をマスターして過去問をこなせば、現代文はそこそこの点数がとれます。逆に、センター試験の現代文はこれ以上やってもたいして点数は上がりません。あまり深追いしないようにしましょう。
【使い方】
まずは読解法を熟読。その後、問題を読解法を使いながら解いていく。解説を読んで、読解法があっていればオーケー。間違っていたものは繰り返し解く。現代文は答えがあっていたかどうかより、読解法があっていたかどうかが重要です。
古文
センター試験国語の古文の勉強法を書きます。
富井の古典文法をはじめからていねいに
古文の知識が全くない場合はここからスタート。多少なりとも知識があるならやらなくても構いません。私はやりませんでした。
【使い方】
参考書なので、ざーっと2回ほど読めば大丈夫です。
古典文法基礎ドリル
古文の基礎知識を定着させるためにやります。非常に退屈な問題集ですが、これを覚えないことには始まらないのでひたすら覚えましょう。
【使い方】
1回目は既に覚えているものをチェックします(無駄に繰り返さないため)。2回目以降は、覚えていないものを繰り返しやっていきます(できるようになったらチェック)。これを繰り返し繰り返しやり、完璧に覚えきりましょう。
古文単語ゴロ565
賛否両論ありますが、個人的には覚えやすかったです。古文は単語の意味が分からないのと絶望的なので、何度も何度も繰り返しやって頭にたたき込みましょう。
【使い方】
上に同じ
センター古文解法マニュアル
センター試験に絞った古文の読解参考書。古文の読解は『マドンナ古文』が定番ですが、センターだけならこれでもどうにかなるでしょう。(私は『マドンナ古文』をやりましたが、正直めんどかった……。)
【使い方】
『きめる!センター国語』と同じパターンです。まずは「解法のものさし」を熟読。その後、問題を読解法を使いながら解いていく。解説を読んで、読解法があっていればオーケー。間違っていたものは繰り返し解く。答えがあっていたかどうかより、読解法があっていたかどうかが重要です。
漢文
センター試験国語の漢文の勉強法を書きます。
早覚え速答法
現代文対策の定番が『きめる!センター国語現代文』だとしたら、漢文対策の定番はこちら。とにかくこの本に従ってやれば漢文は問題なし。私はこの本だけで漢文は満点でした。ただし、最近では「古い」とも言われているので、不安な人は『センター試験必勝マニュアル国語(漢文) 改訂版』をやるのもいいでしょう(ただしこちらはかなりハードです)。
【使い方】
本に書いてある通りにやりましょう。レベルにあわせた使い方まで書いてある大変親切な本です。
過去問
センター試験国語におすすめの過去問を書きます。
黒本
解説が丁寧な黒本がおすすめです。
【使い方】
センター国語は時間との勝負的なところがあるので、過去問をやる時はきっちりと時間を計ってやりましょう。得意さにもよりますが、だいたい10年分もやれば大丈夫だと思います。間違えた問題(特に知識)は繰り返しやり、確実にできるようになりましょう。
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