いよいよ勉強法を書いていきます。最初は基本戦略です。テストには出ませんが、ここが一番重要です!
勉強の3ステップ
勉強は次の3ステップで行います。これは受験勉強に限らず、あらゆる勉強で有効な考え方です。
- 現状と目標を確認する
- 学習計画を作る
- ひたすら勉強!ときどきチェック!
これだけでは分かりづらいと思いますので、それぞれのステップをセンター試験の勉強に当てはめていきましょう。
1. 現状と目標を確認する
第1ステップは現状と目標の確認把握です。これは具体的には「過去問をやること」と「目標点を決めること」になります。
過去問で何点とれるかを知る
現状の確認とは、過去問で何点とれるかを知る、ということです。過去問をテストと同じ条件でやり、現状で自分が何点とれるのかを確認します。
受験生の中には「過去問は最後にとっておくもの」と思っている人が多いですが、これでは最後まで現状が分からない、という状態になってしまいます。(そして最後の最後に現状が分かって「やばい!間に合わない!」となる……。)
目標点を決める
目標の確認とは、目標点を決める、ということです。志望校の合格ラインを資料などで確認し、目標点を決めます。
なお、ここでは8割とる勉強法を書いているので、志望校の合格ラインが8割以上の場合はさらにがんばる必要がありますが、ここでは省略します。
2. 学習計画を作る
現状と目標を確認したら、その差を埋めるための学習計画を作ります。
学習計画では、いつ(スケジュール)何を(参考書・問題集・過去問)をやるのかを決めます。
私の場合、大まかな学習計画は次の通りでした。
1ヶ月目:参考書をやる
この時期は各教科の参考書をやりまくり、内容をひたすら「理解」していきました。
参考書をやるときはどんどん進めるのがポイントです。この時点で完璧を目指す必要はありません。基本的に、参考書は問題集をやっていて分からなくなった時に参考するものであって、覚えるものではありません。
真面目な女の子にありがちですが、「参考書を丁寧にやっていたら問題集をやる時間がなくなって、結局点数がとれなかった……」なんてことがないように注意しましょう。
2ヶ月目:問題集をやる
この時期は各教科の問題集をやりまくり、内容をひたすら「記憶」していきました。
問題集をやるときもどんどん進めてかまいませんが、これを繰り返しやるのがポイントです。参考書とは違い、完璧を目指して下さい。全ての問題で、問題を見た瞬間に答え(もしくは答え方)が浮かぶ、という状態が目標です。
雑な男の子にありがちですが、「問題集は一通りやったけど出来ない問題を放置したまんまだったので、結局点数がとれなかった……」なんてことがないように注意しましょう。
3ヶ月目:過去問をやる
この時期は過去問をやりまくり、「時間感覚の調整」と「穴つぶし」をしていきました。
過去問は本番と同じ時間で解きます。時間が余ったら見直しまでします。時間が足りなくてもそこで終了です。これは時間感覚を身につけるためです。
また、間違えた問題は問題集と同じように完璧に出来るようにします。これは穴つぶしをする感覚ですね。
3. ひたすら勉強!ときどきチェック!
ここまで来たらひたすら日々の勉強をするのみです。
ただし、ときどき計画通りに進んでいるかのチェックも必要です。
ひたすら勉強!
学習計画ができたら後は量勝負です。ロボットになったかのごとく勉強しましょう。もう「やれば受かる、やらなければ落ちる」という状態です。
家では集中できない人は、図書館などを使って勉強するのもよいでしょう。また、勉強仲間(not カラオケ仲間)を見つけるとやる気の維持がしやすいです。
ときどきチェック!
ここまできたら基本的にはひたすら勉強をするだけですが、それでも週に一度くらいは学習計画通りに勉強が進んでいるかチェックしましょう。また、月に一度くらいは現状確認(過去問もしくは模試)をやりましょう。
勉強内容が簡単すぎたり難しすぎる場合は、内容を省略したり追加する必要があります。また、計画よりも早く終わりそうになったり時間がかかりそうな場合は、内容を分けたり詰めたりする必要があります。
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